「カバンの奥から出てきた古いお守りキーホルダー、どうやって捨てたらいいんだろう…」
「バチが当たりそうで怖くて、ずっと放置している」
そんな悩みを抱えていませんか?
受験や就活、旅行の思い出として手元にあるお守りキーホルダー。役目を終えたとわかっていても、縁起物だけに処分方法に迷ってしまいますよね。
この記事では、お守りキーホルダーの正しい処分方法を5つご紹介します。神社への返納から自宅での処分まで、あなたの状況に合った方法が必ず見つかります。
・ お守りキーホルダーを捨てても問題ない理由
・5つの具体的な処分方法(神社返納・郵送・自宅処分など)
・ 処分する前にチェックすべき注意点
・ よくある質問への回答
安心してください。正しい方法で感謝の気持ちを込めて処分すれば、罰当たりではありません。この記事を読めば、罪悪感なくスッキリと手放すことができますよ。
お守りキーホルダーは捨ててもいいの?【結論:問題ありません】

結論から言うと、お守りキーホルダーは捨てても全く問題ありません。
「縁起物を捨てるなんて…」と罪悪感を持つ方も多いですが、実はお守りには本来の役割と処分のタイミングがあるんです。
### お守りの役割は1年が目安
一般的に、お守りの効力は約1年間とされています。
神社やお寺では、お守りは神様や仏様の力を込めた「お守り」として授けられますが、その力は永遠ではありません。
日々持ち主を守ってくれる中で、徐々にその力を使い果たしていくと考えられています。
そのため、1年を目安に新しいお守りと交換するのが本来の習わしです。
・ 授かってから1年が経過したとき
・ 汚れたり壊れたりしたとき
・ 願いが叶ったとき(お礼参りとともに)
・ 引っ越しや進学など人生の節目を迎えたとき
役目を終えたお守りを処分するのは、むしろ自然なことなのです。
「捨てる=バチが当たる」は誤解
「お守りを捨てたらバチが当たる」という心配、よく聞きますよね。でも、これは大きな誤解です。
神様や仏様は、処分方法で怒ったり罰を与えたりすることはありません。大切なのは「これまで守ってくれてありがとう」という感謝の気持ちです。
むしろ、役目を終えたお守りをいつまでも溜め込んでいる方が良くないとされています。
・ 新しいご縁や運気が入ってこない
・お守り本来の力が発揮できない
・ 物に対する執着が生まれる
感謝の気持ちを込めて正しく処分することこそ、お守りへの最高の敬意なのです。
お守りキーホルダーの処分方法5選【状況別に選べる】

それでは、具体的な処分方法を5つご紹介します。あなたの状況や気持ちに合った方法を選んでくださいね。
神社・お寺に返納する(最も一般的)
・ 最も丁寧に処分したい人
・ 近くに神社やお寺がある人
・ 初詣のついでに処分したい人
神社やお寺への返納は、最も一般的で確実な方法です。
多くの神社やお寺には「古札納所(こさつおさめしょ)」や「古札納め所」と呼ばれる場所があり、そこに古いお守りやお札を納めることができます。
1. 神社・お寺の境内にある古札納所を探す
2. お守りキーホルダーを納める
3. お賽銭箱に気持ち程度の賽銭を入れる(任意)
4. 感謝の気持ちで手を合わせる
ポイント
・ 授かった場所でなくても、どこの神社・お寺でもOK
・ 神社で授かったお守りは神社へ、お寺のものはお寺へ返納するのが基本(厳密でなくても大丈夫)
・ 料金は基本無料(お気持ちとして100〜500円程度)
・ 古札納所が見当たらない場合は、社務所で尋ねればOK
返納に適した時期
・初詣(1月1日〜7日頃):多くの人が返納する時期なので気兼ねなく納められる
・どんど焼き(1月中旬):お焚き上げと一緒に処分できる
・通常の参拝時:年中いつでもOK
神社やお寺に返納すれば、お焚き上げ(焼却供養)をしてもらえるので、最も心が軽くなる方法です。
郵送で返納する(遠方・多忙な人向け)
・ 神社に行く時間がない忙しい人
・ 遠方の神社で授かったお守りを返納したい人
・ 複数のお守りをまとめて処分したい人
「神社に返納したいけど、時間がない…」という方には、郵送での返納がおすすめです。
最近は、郵送でお守りを受け付けてお焚き上げをしてくれる神社が増えています。
郵送返納の手順
1. 郵送受付している神社を探す(ネットで「お守り 郵送 返納」で検索)
2. お守りを封筒に入れる
3. お焚き上げ料(現金書留または指定の振込先へ)を同封・送金
4. 神社の住所へ郵送
5. 後日、お焚き上げ証明書が届く(神社による)
料金相場
・ 500円〜1,000円程度(お守りの大きさや数による)
・ 現金書留の場合は郵送料が別途必要
郵送受付している主な神社(例)
・ 明治神宮(東京)
・ 熱田神宮(愛知)
・ 伊勢神宮(三重)
※詳しくは各神社の公式サイトで確認してください
郵送なら、自宅から一歩も出ずに丁寧に処分できるので、忙しい現代人にぴったりの方法です。
どんど焼きで焚き上げる(地域行事)
こんな人におすすめ
・ 無料で処分したい人
・ 地域の伝統行事に参加したい人
・ 1月中旬に処分できる人
どんど焼き(左義長、とんど焼きとも呼ぶ)は、1月中旬頃に全国各地で行われる伝統行事です。
正月飾りや古いお守り、お札などを持ち寄って焚き上げ、その火で焼いたお餅を食べると1年間無病息災で過ごせるという言い伝えがあります。
どんど焼きのメリット
・ 無料で処分できる
・ 地域の人々と交流できる
・ 日本の伝統文化を体験できる
・ その場で感謝の気持ちを伝えられる
開催日時の調べ方
・ 地域の自治会・町内会の掲示板
・ 市区町村の広報誌やホームページ
・ 近隣の神社に問い合わせ
どんど焼きは、お守りだけでなく正月飾りやしめ縄なども一緒に処分できるので、年始の片付けを一度に済ませられる便利な行事です。
自分でお清めして処分する(自宅完結)
・ 近くに神社がない人
・ すぐに処分したい人
・自宅で完結させたい人
「神社に行く時間がないけど、今すぐ処分したい」という場合は、自宅でお清めをしてから可燃ゴミとして処分する方法もあります。
神道の考え方では、感謝の気持ちと丁寧な扱いがあれば、自宅での処分も問題ないとされています。
自宅処分の手順
1. 白い紙(半紙や白い包装紙)を用意する
2. お守りキーホルダーを白い紙の上に置く
3. 塩をひとつまみ振りかけてお清めをする(左・右・中央の順に3回)
4. 「今までありがとうございました」と感謝の言葉をかける
5. 白い紙で包む
6. 可燃ゴミとして処分する(他のゴミと分けて、一番上に置く)
・ 生ゴミなど汚れたゴミと一緒にしない
・ できれば小さな袋に単独で入れる
・ ゴミ出しの日の朝に出す(前日の夜ではなく)
この方法なら、自宅で完結できて時間も場所も選びません。ただし、心理的に抵抗がある方は無理せず神社への返納をおすすめします。
リサイクル・寄付(まだ使えるもの限定)
・ 比較的新しいお守りを処分したい人
・ まだ使えるものを活かしたい人
・ 社会貢献したい人
購入したけど使わなかった、ほとんど新品同様のお守りキーホルダーの場合、リサイクルや寄付という選択肢もあります。
・ フリマアプリやオークションでの販売は避けるべき(縁起物の転売は好ましくない)
・ 寄付先は慈善団体や被災地支援など、社会的意義のある場所を選ぶ
・ 使用済み・古いものは対象外
ただし、この方法はあまり一般的ではなく、受け入れ先も限られています。基本的には神社への返納や自宅での処分を選ぶのが無難です。
処分する前にチェック!3つの注意点

お守りキーホルダーを処分する前に、知っておきたい注意点を3つご紹介します。
キーホルダー部分は外してもOK
お守りキーホルダーの場合、金具やチェーン部分は外して別処分してもOKです。
お守りの本体(お札や御守袋)と、キーホルダーの金具部分は分けて考えて問題ありません。
・お守り本体:神社返納または可燃ゴミ(お清め後)
・金属の金具・チェーン:不燃ゴミまたは金属ゴミ
・プラスチック部分:プラスチックゴミ
神社の古札納所に納める場合も、金具だけ外して納めれば、神社側の負担も減ります。
ただし、お守りと金具が一体化していて外せない場合は、そのまま納めて大丈夫です。
複数まとめて処分できる
お守りキーホルダーは、何個でもまとめて処分できます。
「数年分溜まってしまった…」という場合でも、遠慮せずに一度に処分して大丈夫です。
・ 各種お守り(交通安全、学業成就、健康祈願など)
・ お札
・ 破魔矢
・熊手
・ だるま
・ 絵馬
ただし、神社に返納する場合は、あまりにも大量の場合は事前に連絡を入れておくと親切です。
処分のタイミング
お守りキーホルダーを処分するベストなタイミングは以下の通りです。
・1年経過したとき:お守りの効力は約1年が目安
・汚れたり壊れたりしたとき:すぐに処分してOK
・願いが叶ったとき:お礼参りと一緒に返納すると良い
・引っ越しや転職など人生の節目:新しいスタートに向けて処分
逆に、まだ1年未満で特に理由がない場合は、もう少し持っていても問題ありません。
大切なのは、「役目を終えた」と感じたタイミングで、感謝の気持ちを込めて処分することです。
よくある質問Q&A

お守りキーホルダーの処分に関する、よくある質問にお答えします。
Q1: 他の神社・お寺のお守りでも返納できる?
A: はい、どこの神社・お寺でも返納できます。
「東京の神社で買ったお守りを、地元の神社に返納してもいいの?」という質問をよくいただきますが、全く問題ありません。
基本的には、神社で授かったものは神社へ、お寺で授かったものはお寺へ返納するのが望ましいですが、厳密に守る必要はありません。
最も大切なのは、感謝の気持ちを持って丁寧に扱うことです。
Q2: お守りとキーホルダーが一体型の場合は?
A: そのまま返納してOKです。
お守りとキーホルダーが完全に一体化している場合は、無理に分解せずそのまま古札納所に納めて大丈夫です。
気になる場合は、納める際に「お守り部分のみお焚き上げください」と付箋を貼ったり、社務所で伝えたりすると親切です。
ただし、ほとんどの神社では特に指定しなくても適切に処理してくれるので、過度に心配する必要はありません。
Q3: 料金はいくらかかる?
A: 基本的には無料です。気持ちとして100〜500円程度のお賽銭を入れる人が多いです。
神社への返納は基本的に無料です。古札納所に納めるだけなら、特に料金を払う必要はありません。
ただし、感謝の気持ちとして少額のお賽銭を納める人が多いです。
・ 古札納所への返納:無料(気持ちとして100〜500円程度)
・ 郵送での返納:500〜1,000円程度
・ どんど焼き:無料
金額に決まりはないので、自分の気持ちに合わせて納めれば問題ありません。
Q4: 可燃ゴミで捨てても本当に大丈夫?
A: 感謝の気持ちがあれば問題ありません。ただし丁寧に扱うことが大切です。
「縁起物をゴミとして捨てるなんて…」と抵抗がある方も多いと思います。
しかし、神道の考え方では、物そのものに神様が宿っているわけではなく、感謝の気持ちと丁寧な扱いがあれば処分方法は問わないとされています。
・ 白い紙で包む
・ 塩でお清めをする
・ 感謝の言葉をかける
・ 他のゴミと分ける
・ 生ゴミなど汚れたものと一緒にしない
これらを守れば、可燃ゴミでの処分も立派な供養になります。
ただし、心理的に抵抗がある場合は無理せず、神社への返納を選びましょう。自分が納得できる方法を選ぶことが一番大切です。
Q5: 人からもらったお守りの処分方法は?
A: 同じ方法で処分してOK。贈り主に処分を報告する必要はありません。
友人や家族からプレゼントされたお守りキーホルダーも、自分で授かったものと同じ方法で処分できます。
「せっかくもらったのに捨てたら失礼かな…」と心配する必要はありません。お守りは消耗品であり、役目を終えたら処分するのが本来の使い方です。
贈り主に「処分しました」と報告する必要もありません。気持ちを込めて丁寧に処分すれば、それが最大の敬意です。
まとめ:感謝の気持ちがあれば大丈夫

お守りキーホルダーの処分について、改めて重要なポイントをまとめます。
・ お守りキーホルダーは捨てても全く問題ない
・ 効力は約1年が目安、役目を終えたら処分するのが本来の習わし
・ 「バチが当たる」は誤解、大切なのは感謝の気持ち
・ 処分方法は5つ(神社返納・郵送・どんど焼き・自宅処分・リサイクル)
・ 自分の状況に合った方法を選べばOK
どの方法を選んでも、「今まで守ってくれてありがとう」という感謝の気持ちがあれば、それが最高の供養になります。
役目を終えたお守りをいつまでも溜め込んでいると、新しい運気やご縁が入ってきません。感謝を込めて手放すことで、あなた自身も新しいステージへ進むことができます。
この記事を参考に、罪悪感なくスッキリと処分して、心機一転、新しいスタートを切ってくださいね。
